略 歴


東京に生まれ6才からピアノを学び始める。10才で三宅洋一郎に師事する。

14才の時、父の仕事の都合でニューヨークに渡る。現地の高校を卒業後、ボストンのニュー・イングランド音楽院に入学し、かつてエドワード・ストイヤーマン(Edward Seuermann)の弟子であったラッセル・シャーマン(Russell Sherman)に師事する。ヴァイオリニストのルドルフ・コーリッシュ(Rudolf Kolisch)がまだ存命中で、同学にて、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲やシェーンベルグのさまざまな作品に関してのセミナーを受ける。

のちにジュリアード音楽院でサシャ・ゴロニツキー(Sascha Gorodnitzki)に師事し、同時にフィーリックス・ガリミア(Felix Galimir-ヴァイオリン)、ウォルター・トランペラー(Walter Trample-ヴィオラ)、ハーヴィー・シャピロ(Harvey Shapiro-チェロ)の各氏から室内楽の指導を受ける。その他イルマ・ヴォルペ(Irma Wolpe)、ジェローム・ローヴェンタル(Jerome Lowenthal)、クリストファー・オライリー(Christopher O'Riley)に学ぶ。

1978年、チェリスト、ステファン・ロイス(Stefan Reuss)とデュオを組み、1980年にイタリアのフィレンツェで開催されたビットリオ・グイ国際室内音楽コンクールのチェロとピアノの部門で一位受賞。コンクールのあと、パラッツォ・ヴェッキオのホールにて演奏。その後1987年にワーナー・ブラザーズ、アトランティック・レコード社からリヒャルト・シュトラウス(Op.6 in F Major)、マルティヌー(No.1)のチェロとピアノのためのソナタのレコードを出す。ニューヨーク、ボストン,アトランタ、アイオワ、ミュンヘン、デュッセルドルフ、ニュールンベルグ等の主要都市でソロ及びデュオのコンサートを開く。テレビやラジオで放送される。1991年に帰国し、その後、全日本ピアノ指導者協会(PTNA)の本部の講師に任命され、同協会のコンペティションの審査員、模範演奏のリコーディング、演奏、個人レッスン等の任務を果たす。長崎の活水高校音楽部で集中講義と公開レッスンとを行う。リコーディングされたマルティヌーやシュトラウスは、NHK FM放送の「名曲ギャラリー」を始めとして、最近ではBeethoven Satellite Network(全米)で放送される。

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